どうも、リョウです!
一眼カメラを買って撮影にも慣れてきたけど、「RAW現像ってやったほうがいいの?」「Lightroomって名前は聞くけど、何から始めればいいか分からない…」という人、めちゃくちゃ多いと思います。
僕もα7IIIを買ってしばらくはJPEG撮って出しオンリーだったんですが、一度RAW現像を覚えたら正直もう戻れなくなりました。「あの写真、もうちょっと明るくしたかったな」「空の色がイマイチだったな」みたいな後悔が、RAW現像で全部リカバリーできるんですよね。
今回は、これからRAW現像を始めたい人向けに、Adobe Lightroomの基本的な使い方と手順をまるっとまとめました。僕がα7IIIで実際にやっている現像フローも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
RAWとJPEGの違い
まず最初に、RAWとJPEGの違いをざっくり押さえておきましょう。ここが分かると「なんでわざわざRAWで撮るのか」が腑に落ちます。
| 項目 | RAW | JPEG |
|---|---|---|
| データの状態 | センサーが記録した生データ | カメラ内で処理済みの画像 |
| ファイルサイズ | 大きい(1枚約25〜50MB) | 小さい(1枚約5〜15MB) |
| 編集の自由度 | めちゃくちゃ高い | 限定的 |
| 白飛び・黒つぶれの復元 | かなり復元できる | ほぼ不可能 |
| ホワイトバランス変更 | 後から自由に変更可能 | 変更すると画質劣化 |
| そのまま使えるか | 現像ソフトが必要 | そのままSNS投稿・印刷OK |
| 拡張子(Sony) | .ARW | .JPG |
簡単に言うと、RAWは「素材」、JPEGは「完成品」です。JPEGはカメラが自動で色味・明るさ・ノイズ処理を済ませた状態なので、そこからさらに編集するとどんどん画質が落ちます。一方でRAWは生データなので、明るさも色味もほぼ劣化なく後から調整できます。
なぜRAW現像するのか
「JPEGで十分じゃない?」と思うかもしれません。正直、スマホで見るだけならJPEG撮って出しでも全然いけます。でもRAW現像には、一度体験したら手放せなくなるメリットがあります。
- 露出のミスをリカバリーできる:暗すぎた写真を自然に明るくしたり、白飛びした空を復元したりできる
- ホワイトバランスを後から自由に変更:撮影時にWB設定をミスっても、RAWなら劣化なしで修正可能
- 自分だけの色を作れる:「フィルムっぽい色味」「透明感のある雰囲気」など、自分のスタイルを写真に反映できる
- ノイズ処理の精度が高い:カメラ内JPEG処理より、Lightroomのノイズ除去のほうが優秀
- 非破壊編集:元データを壊さないので、何度でもやり直しがきく
僕がα7IIIで撮ったRAWを現像するときは、特にハイライトの復元にめちゃくちゃ助けられています。α7IIIはダイナミックレンジが広いので、空が白飛びしたように見えてもRAWからならかなり色を引っ張り出せるんですよね。JPEG撮って出しだと「あー、白飛びしちゃったな…」で終わりだったのが、RAW現像を覚えてからは「現像でなんとかなるっしょ」と余裕を持てるようになりました。
Lightroomの料金プラン比較
RAW現像ソフトの定番といえばAdobe Lightroom。ただ、Adobeのプランがいくつかあってちょっと分かりにくいので、比較表を作りました。
| プラン名 | 月額(税込) | 含まれるアプリ | クラウドストレージ | おすすめの人 |
|---|---|---|---|---|
| フォトプラン(20GB) | 2,380円 | Lightroom + Lightroom Classic + Photoshop | 20GB | 一番おすすめ。RAW現像メインならこれ |
| フォトプラン(1TB) | 3,280円 | Lightroom + Lightroom Classic + Photoshop | 1TB | クラウドで写真管理もしたい人 |
| Lightroom単体プラン | 1,980円 | Lightroomのみ(Classicなし) | 1TB | クラウド版だけでOKな人 |
| コンプリートプラン | 7,780円 | Adobe全アプリ | 100GB | 動画編集もやる人 |
ぶっちゃけ、ほとんどの人はフォトプラン(20GB)一択です。Lightroom ClassicとPhotoshopが両方使えて月2,380円。Lightroom Classicはローカル(PC内)で写真を管理・編集するソフトで、大量のRAWファイルを扱うならClassicのほうが快適です。
ちなみにLightroomとLightroom Classicは別物で、ざっくり言うと以下のような違いがあります。
- Lightroom(CC):クラウドベース。スマホ・タブレットでも使える。UIがシンプル
- Lightroom Classic:PC専用。ローカル管理。機能が豊富で動作も速い
僕はPCでがっつり編集するタイプなので、Lightroom Classicをメインで使っています。以下の手順もLightroom Classicベースで説明していきます。
基本的なRAW現像の手順
ここからが本題。Lightroom ClassicでRAWを現像する基本の流れを4ステップで解説します。
ステップ1:写真の読み込み
まずはRAWファイルをLightroomに取り込みます。
- Lightroom Classicを起動して、左上の「読み込み」ボタンをクリック
- SDカードやフォルダを選択して、取り込みたい写真にチェック
- 読み込み方式は「コピー」か「追加」を選択(PCにコピーしたいなら「コピー」、すでにPC内にあるなら「追加」)
- 保存先フォルダを指定して「読み込み」をクリック
僕はα7IIIのSDカードからPCのフォルダにコピーして、そのフォルダを「追加」で読み込むことが多いです。直接SDカードから読み込むと途中でカードを抜けないので、先にPCへコピーしておく派。
ステップ2:基本補正
読み込んだ写真を選んで「現像」モジュールに切り替えると、右側に調整パネルが出てきます。まずは基本補正パネルを触っていきましょう。
- 露光量:写真全体の明るさ。まずここを調整して適正な明るさに
- コントラスト:明暗の差。上げるとメリハリが出る
- ハイライト:明るい部分の調整。白飛びの復元はここを下げる
- シャドウ:暗い部分の調整。黒つぶれの復元はここを上げる
- 白レベル / 黒レベル:写真の最も明るい点・暗い点を設定
僕がα7IIIで撮ったRAWを現像するときは、だいたいハイライトを-40〜-70くらいに下げて、シャドウを+30〜+50くらい上げるところからスタートします。α7IIIのRAWはハイライトの粘りがすごいので、空の色をしっかり出したいときはハイライトをガッツリ下げてもOK。
ステップ3:色補正
基本補正で明るさの方向性が決まったら、次は色を調整します。
- ホワイトバランス(色温度・色かぶり補正):暖かい雰囲気にしたければ色温度を上げる、クールにしたければ下げる
- 自然な彩度:控えめに彩度を上げたいときはこっち。肌色が不自然になりにくい
- 彩度:全体の色の鮮やかさ。上げすぎると派手になるので注意
- HSL / カラー:色ごとに色相・彩度・輝度を個別調整。空の青だけ濃くしたいとか、緑だけ鮮やかにしたいときに使う
色補正は沼です。正直、ここにハマると何時間でも溶けます(笑)。最初のうちはホワイトバランスと自然な彩度だけ触れば十分。慣れてきたらHSLに手を出すくらいの気持ちでOKです。
ステップ4:書き出し
編集が終わったら、JPEGとして書き出します。RAWのままだとSNSにアップしたり人に送ったりできないので、最後にJPEGに変換する作業が必要です。
- 「ファイル」→「書き出し」を選択(ショートカット:Ctrl + Shift + E / Mac:Cmd + Shift + E)
- 画像形式:JPEG
- 画質:85〜100(SNS用なら85でOK、印刷用なら100)
- サイズ変更:SNS用なら長辺2048pxくらいに縮小すると軽くなる
- 保存先:分かりやすいフォルダを指定
僕はブログ用とSNS用で書き出し設定を分けていて、ブログ用は長辺1920px・画質85、SNS用は長辺2048px・画質90にしています。書き出しプリセットを作っておくと毎回設定しなくて済むので便利。
よく使う編集パラメータの解説
Lightroomには調整項目がたくさんありますが、初心者が最初に覚えるべきものをまとめました。
| パラメータ | 効果 | よくある使い方 |
|---|---|---|
| 露光量 | 写真全体の明るさを調整 | 暗い写真を明るくする・明るすぎる写真を落とす |
| ハイライト | 明るい部分だけ調整 | 白飛びした空を復元(マイナスに振る) |
| シャドウ | 暗い部分だけ調整 | 黒つぶれした影を持ち上げる(プラスに振る) |
| 色温度 | 暖色↔寒色の調整 | 夕焼けをより暖かく / 青空をクールに |
| 自然な彩度 | 控えめに彩度をアップ | 肌色を保ちながら全体の色を鮮やかに |
| 明瞭度 | 中間調のコントラストを強調 | 建物や風景をくっきりさせたいとき。上げすぎるとHDRっぽくなる |
| かすみの除去 | 霞・もやを取り除く | 遠景の風景写真で空気感をクリアに |
| テクスチャ | 細部のディテールを調整 | 肌を滑らかにしたい(マイナス)/ 質感を出したい(プラス) |
| トーンカーブ | 明暗を細かくカーブで制御 | フィルムっぽいトーンを作るときに(中級者向け) |
| レンズ補正 | レンズの歪みや周辺減光を補正 | 「プロファイル補正を使用」にチェックを入れるだけでOK |
最初は上から5つ(露光量・ハイライト・シャドウ・色温度・自然な彩度)だけ覚えれば、かなり写真の印象を変えられます。明瞭度やかすみの除去は風景写真で特に効果的なので、風景メインの人は試してみてください。
初心者がやりがちな失敗
RAW現像を始めたばかりの頃って、嬉しくてつい色々いじりすぎちゃうんですよね。僕も最初やらかしまくったので、よくある失敗をまとめておきます。
彩度を上げすぎて不自然な色になる
一番多い失敗がこれ。彩度をガンガン上げると確かにパッと見は鮮やかでキレイに見えるんですが、SNSにアップしたときに「なんか色おかしくない?」となりがち。特に肌色が不自然にオレンジっぽくなるパターンが多いです。
対策は「彩度」ではなく「自然な彩度」を使うこと。自然な彩度は既に鮮やかな色はあまり変えずに、くすんでいる色だけ持ち上げてくれるので、不自然になりにくいです。
シャドウを上げすぎてのっぺりした写真になる
暗い部分を明るくしたくてシャドウを+100まで上げると、写真のコントラストが失われて平坦な印象になります。いわゆる「HDRっぽい」不自然な写真。シャドウを上げたら、黒レベルを少し下げて引き締めるとバランスが取れます。
明瞭度を上げすぎてギトギトになる
明瞭度はくっきり感を出すパラメータですが、+50以上に上げると写真全体がゴツゴツした質感になります。特に人物写真では肌がガサガサに見えるので注意。風景でも+20〜+30くらいが自然な範囲です。
RAWファイルを消してしまう
現像してJPEGで書き出した後、「もうRAWいらないか」と消してしまうパターン。後から「やっぱりもう少し暗めに現像し直したい」と思っても手遅れです。ストレージは圧迫しますが、RAWファイルは基本的に残しておくことをおすすめします。外付けHDDやSSDに保存しておくのが定番。
全部の写真を現像しようとする
撮った写真全部を丁寧に現像しようとすると、時間がいくらあっても足りません。まずは「これは!」と思うベストショットだけを選んで現像するのが長く続けるコツ。僕はα7IIIで撮った写真をまず「レーティング」機能で星をつけて選別してから現像に取りかかるようにしています。
Sony純正Imaging Edge Desktopとの比較
Sonyユーザーなら「Imaging Edge Desktop」という純正の無料RAW現像ソフトがあるのを知っている人もいるかもしれません。僕も最初はこれを使っていたんですが、正直に言うと、Lightroomに乗り換えてからは全然戻れなくなりました。
| 項目 | Lightroom Classic | Imaging Edge Desktop |
|---|---|---|
| 価格 | 月額2,380円(フォトプラン) | 無料 |
| 動作速度 | 快適(カタログ管理) | 重め(特に大量ファイル時) |
| 編集機能の豊富さ | 非常に豊富 | 基本的な機能のみ |
| 写真管理機能 | レーティング・タグ・コレクションなど充実 | 最低限 |
| プリセット(フィルター) | 豊富。自作・配布プリセットも使える | なし |
| バッチ処理 | 複数枚まとめて同じ補正を適用可能 | 限定的 |
| 色再現の正確さ | 高い(プロファイル対応) | Sony純正なので色の再現性は良い |
| ノイズ除去(AI) | AIノイズ除去が非常に優秀 | 基本的なNRのみ |
Imaging Edge Desktopの一番の良さは無料であること。あと、Sony純正だけあってクリエイティブスタイルの色味がそのまま反映されるのは地味にいいポイントです。
ただ、動作の快適さと編集機能の差がかなり大きいです。特にImaging Edge Desktopは写真をたくさん読み込むと動作がもっさりしてきて、ストレスがたまります。Lightroomはカタログ管理のおかげで大量のRAWでもサクサク動きます。
ということで、まずはImaging Edge Desktopで「RAW現像ってこういう感じか」と体験してみて、もっとこだわりたくなったらLightroomに移行する、という流れがおすすめです。
よくある質問(FAQ)
- Q. RAW現像に必要なPCスペックはどれくらい?
- A. 最低限として、メモリ8GB以上・SSD搭載のPCがあれば動作します。ただ、快適に使うならメモリ16GB以上がおすすめ。α7IIIのRAW(約25MB/枚)を大量に扱うなら、ストレージも余裕を持たせたいところです。
- Q. RAWとJPEGの同時記録はすべき?
- A. SDカードの容量に余裕があるなら同時記録がおすすめ。JPEGはそのままSNSに上げられるし、RAWは後からじっくり現像できます。僕もα7IIIでRAW+JPEG同時記録にしています。
- Q. Lightroom以外に無料のRAW現像ソフトはある?
- A. あります。「darktable」「RawTherapee」が有名な無料ソフトです。ただ、UIが少し取っつきにくいのと、日本語の情報が少ないのがネック。スマホで手軽にやるなら「Snapseed」もRAW対応しています。
- Q. プリセットって使ったほうがいい?
- A. 最初はプリセットを使って「こういう雰囲気にできるんだ」と感覚を掴むのがおすすめ。プリセットを適用した後に微調整する使い方が効率的です。ただ、基本の調整を理解してからのほうが応用が利くので、まずは手動で触ってみてください。
- Q. 現像に正解はあるの?
- A. ありません。同じ写真でも「明るく爽やかに」仕上げる人もいれば「暗くてムーディに」仕上げる人もいます。自分が「いいな」と思える仕上がりが正解です。好きな写真家やインスタグラマーの色味を参考にすると方向性が見えてきますよ。
- Q. LightroomのAIノイズ除去ってどうなの?
- A. めちゃくちゃ優秀です。高感度で撮ったノイズだらけの写真が見違えるくらいキレイになります。僕もα7IIIでISO6400以上で撮った写真はほぼ毎回使っています。ただし処理に時間がかかるので、全部の写真に適用するのは現実的じゃないです。
まとめ
- RAWはセンサーの生データ。JPEGより圧倒的に編集の自由度が高い
- Lightroomはフォトプラン(月2,380円)がコスパ最強
- 基本の流れは「読み込み→基本補正→色補正→書き出し」の4ステップ
- 最初は露光量・ハイライト・シャドウ・色温度・自然な彩度の5つを覚えればOK
- 彩度の上げすぎ・シャドウの上げすぎに注意
- まずは無料のImaging Edge Desktopで試して、ハマったらLightroomに移行するのもアリ
ということで今回はLightroomでのRAW現像の基本でした!RAW現像ができるようになると、撮影の段階から「これは現像でこう仕上げよう」と考えるようになって、写真がもっと楽しくなります。最初は面倒に感じるかもしれないけど、ぜひ一度やってみてください。