どうも、リョウです!https://twitter.com/ryo_photogra
タイトルにもある通りついにsigma 135mm F1.8 DG HSM | Artを購入しました!
135mm F1.8 DG HSM | Artを買いました。
控えめに言って最高です。 pic.twitter.com/sMOrBmKKxc— RYO (@ryo_movielabo) June 6, 2020
sigma 135mm F1.8 DG HSM | Artを買いました
控えめに言って最高です。
一言で表すなら
『ポートレートがめちゃくちゃキレイな神レンズ!』
です
今年はFE24105Gの1本で行こうかと思っていたのですがポートレートをするには少し心もとないので買い足すことにしたんですが最高でした。
今回は購入してすぐのファーストインプレッションということで使ってみた感想を記事にします。
sigma 135mm F1.8 DG HSM | Artを購入するときに考えていた使用の用途は
- 人が撮れる中望遠レンズ
- 花などの撮影
の2点でした。
結論から言うとこの2つを完璧に満たす神レンズでした!
今回はそんな神レンズの理由を紹介していきます。
ちなみに僕が使っているレンズをまとめた記事もあるのでそちらも参考にどうぞ!
135mm F1.8 DG HSM | Artの特徴
まずはは135mm F1.8 DG HSM | Artの特徴から見ていこう!
SIGMAの公式ホームページには
- あらゆる妥協を排除した光学性能優先の設計
- フレア・ゴーストに配慮した設計
- 最新の技術を投入
と記載されています。
それぞれ僕なりの解釈と説明します。
あらゆる妥協を排除した光学性能
簡単に言うと
『めっちゃ頑張って技術詰め込んだからちょっと大きくなっちゃった』
である。
このレンズの最大の特徴はキレッキレの解像度とポートレートを撮影した際の立体感だと思っている。
撮影した写真を見ただけでSIGMAの技術の高さを実感するはずだ。(僕は実際した)
ただし、妥協を許さなかった結果レンズはバカでかい、かつ重い。
重量と大きさについては後述する。
なんにせよ135mm F1.8 DG HSM | Artがえげつないくらいシャープでキレッキレの写真を撮影できることは間違いないのでそこだけは安心してほしい。
フレア・ゴーストに配慮した設計
写真を撮影する上で良くも悪くも影響を受けるのがゴースト、及びフレアだろう。
最近はオールドレンズを使用してわざとゴーストやフレアを出して撮影した写真を見かけるがこいつは真逆。
SIGMAの人がなんかめっちゃすごい技術を使ってフレアとゴーストを防いでくれているらしい。
実際、撮影した際少々逆光でもフレアやゴーストが出ず思い通りに撮影することができた。
最新の技術を導入(大型HSM搭載、簡易防塵防滴、電磁絞り)
その他にも最新の技術が搭載されている。
いくつか挙げられているが主なところは下記の3点。
- 大型HSM(hyper SONIC Motor)搭載
- フルタイムマニュアル機構
- 円形絞り
大型HSM搭載
大型のhyper SONIC Motorを採用してAF(オートフォーカス)を快適にしたらしい。
撮影距離に応じた最適なオートフォーカス撮影ができるらしい。
ポートレート撮影においてオートフォーカスでパッとピントが合ってくれるのは本当にありがたい。
フルタイムマニュアル機構
フルタイムマニュアル機構とはなんぞや?と思った人もいると思うので簡単に解説する。
フルタイムマニュアルはオートフォーカスの動作中でもフォーカスリングを使ってマニュアルでピント調節ができるというもの。
特にポートレートではAFで大体のピントを合わせ、微調整はマニュアルで…なんてことも多々発生する。
そんなときフルタイムマニュアルだとAF/MFスイッチを毎回切り替えないでいいのでかなり楽になる。
円形絞り
これは言葉通りで開放付近ではきれいな円形のボケが出る。
以上が135mm F1.8 DG HSM | Artの特徴。
要約すると
『ポートレートにむっちゃ適してるから使ってくれ』
となる。
135mm F1.8 DG HSM | Artのスペック
次は135mm F1.8 DG HSM | Artのスペックについて。
おもなスペックは下記の通り
対応マウント | α Eマウント系 | レンズタイプ | 単焦点 |
---|---|---|---|
フォーカス | AF/MF | 詳細レンズタイプ | 大口径望遠レンズ |
フルサイズ対応 | ○ | 画角 | 18.2 度 |
レンズ構成 | 10群13枚 | 絞り羽根枚数 | 9 枚 |
焦点距離 | 135 mm | 最短撮影距離 | 0.875 m |
最大撮影倍率 | 1:5 倍 | 開放F値 | F1.8 |
防滴 | ○ | 防塵 | ○ |
フィルター径 | 82 mm | 最大径x長さ | 91.4×140.9 mm |
重量 | 1230 g |
特筆すべきはやはり
- 重量1230g
- 長さ140mm
ではないだろうか。
後で【外観】の項目で触れるが『でかい×重い』
多くのカメラマンが少しでも装備を軽く、コンパクトにしようとミラーレスに乗り変えている。
なのに135mm F1.8 DG HSM | Artといったら単体でも1キロ超え。
α7Ⅲに装備すると2キロを超える。むちゃくちゃである。
135mm F1.8 DG HSM | Artの外観
まずは135mm F1.8 DG HSM | Artの外観。
黒ので統一されたデザインがかっこいい。
よく使うFE24105Gと並べた。
FE24105Gも決して小さい方ではないが並べると一層大きさが目立つ。
身近にあるもので大きさを比較してみた。
モンスターの350mL缶があったので並べてみた。
長さはだいたい同じ位。(尚重量は約4倍の模様)
レンズフードをつけたもの並べた。
大きさのイメージがだいたい付いただろうか…
フォーカス目盛り。
開放付近で撮影すると狙ったところに合わせにくい。
この目盛りを参考にピントを合わせることも多い。
AF/MF切り替えスイッチとフォーカスリミッターがついている。
フォーカスリミッターはピントを合わせる距離を制限することでAFの正確性と速度を上げている。らしい。
基本はマニュアルでピントを合わせているのであまり使ったことがない。
レンズ。
わかってはいることだがでかい。
α7Ⅲに装着したところ。
もはや大砲である。
更にレンズフードを装着したところ。
先端からミサイルが出そうである。これだけで2キロオーバーの装備となる。
最後にもう一度モンスターと並べてみた。
えげつないデカさ。
軽量のハズのα7Ⅲがなぜこんなことに…
sigma 135mm F1.8 DG HSM | Artはポートレートに最適!!
さてざっと135mm F1.8 DG HSM | Artについて書いた。
ここからは実際に使用した感想を作例を載せつつ語るとする。
めっちゃ背景ボケる!
背景めっちゃボケる!
びっくりするくらいきれいにボケる。
この写真は購入後すぐ京都駅の空中経路で撮影した写真。
ボケ方めっちゃきれい!!
FE24105Gでもある程度ボケていて満足はしていたが比較にならないほどボケがきれい。
しかも髪の毛もバチバチに解像している。
ここまでとは…恐れ入った。
こりゃすげぇや…
解像度も抜群
解像度も抜群です。
光量の少ない夜の公園で撮影したのだが開放絞りがF1.8と明るいレンズだけあって撮影しやすい。
かなりきれいに解像しているのがわかるのでないだろうか。
汎用的ではないが面白い画角
135mm F1.8 DG HSM | Artの画角は135mm。
汎用的とは言い難い画角ではある。
しかしポートレートや花を撮影する際は切り取りたいシーンだけをきっちりと撮影してくれる。
日常スナップを撮ってみるのも面白いはず。
実際に撮影した時に感じたこと
次に実際に感じたポートレートを撮った時に感じたことです
- 被写体に集中した画角でモデルが生きる
- 背景がきれいにボケるので少々なにか映り込んでごまかせる
- 重い
の三つでした
135mmってちょっと狭いんじゃないの?と思っていましたが実際に人を撮るときは画角に余計なものが入りにくくしかも背景がきれいにボケるので少々の映り込みならボケでかき消してくれます(笑)
使ってて思ったデメリットに関しては1つだけありました
重さは明確なデメリット
さて、すでに何度も書いているが重量と大きさについては明確なデメリットと思ってもらって良い。
レンズ単体で1.2キロ。装着で2キロオーバー。
首から下げようものなら1時間も持たずに首が終わる。
力のない人や女性が振り回すのも中々大変かもしれない。
ただ苦労の先にはトリコになってしまうほどの写真が待っているわけで…
苦労と良い写真はトレードオフということできれいなポートレートを撮りたいならおすすめの一本だ。
sigma 135mm F1.8 DG HSM | Artは使いにくい?
非常に写りの良いsigma 135mm F1.8 DG HSM | Artですが、ネット上やSNS上では一部、「使いにくい」と言われています。
理由としては次の理由があげられます。
- レンズが重い・大きいので使いにくい
- 純正とフォーカスリングの回転方向が逆なので使いにくい
- 135mmという焦点距離が使いにくい
レンズが重い・大きいので使いにくい
sigma 135mm F1.8 DG HSM | Artは重さ約1.2キロ、長さが140㎜と大きなレンズとなっています。
そのため、取り回しが悪かったり、軽いα7シリーズやα7Cシリーズに装着するとバランスが悪くなってしまいます。
上記のような理由から、使いにくいといわれることがあります。
ただし、標準レンズで同等スペックのFE 135mm F1.8 GMが重さ約1キロ、長さ127㎜で26万円と考えるとコストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。
純正とフォーカスリングの回転方向が逆なので使いにくい
sigmaのレンズは純正とフォーカスリングが逆回転のため、撮影の際に使いにくいという声も多数存在します。
sigmaのレンズは純正レンズと写りが遜色ないものも多く、所有レンズのラインナップに入れる方も沢山いますがフォーカスリングが逆回転となっています。
そのため、純正レンズをよく使う方がsigmaのレンズに切り替えた際に逆に回してしまって、使いにくいと感じているようです。
こちらはsigma 135mm F1.8 DG HSM | Artだけではなく、sigmaのレンズがすべてSony純正とは逆回転となっているため、起きています。
解決策はあまりないのですが、純正レンズを購入せずにすべてsigmaのレンズで統一している方であればそこまで気にならないでしょう。(それ以外の方は慣れるしかないです…)
135mmという焦点距離が使いにくい
sigma 135mm F1.8 DG HSM | Artは焦点距離が135mmとなっており、用途としてはほぼ「ポートレート」一択となっています。
そのため、風景などを良く撮る人からすると、少々扱いづらいレンズとなるでしょう。
また焦点距離としても望遠レンズのグループに位置してくるので、被写体からある程度距離を取らなければいけないため使いにくいと感じる人もいるでしょう。
使いにくいとは言われることもありますが、ポートレート撮影では非常に表現力や解像力が優れているレンズになるので、ポートレート撮影をする方は非常におすすめです。
結論!重いのが大丈夫なら神レンズ!
実際に使ってみた感想としては
- 特に人物撮影(ポートレート撮影)、動物、花などと抜群の相性
- 操作面は及第点。(ただしフォーカスリングは純正と逆周り)
- 重さは明確なデメリット
だ。
ポートレートは撮影するのが難しい。
しかし、圧倒的な解像力ととろけるようなボケで自分が劇的に撮影がうまくなったと勘違いするような写真が撮影できてしまう。
- これからポートレートを始める
- もっとポートレートをうまく撮りたい
そんな人は選択肢の一つに入れておくべきだと思う。
今は買う予定がなくても一度ショピングサイトなどでレビューを見てみるのも良いかもしれない。
その他のレンズまとめはこちら!
レンズ購入後はレンズガードを購入するべき!
購入したレンズにはレンズフィルターを装着しておこう!
特にこの135mm F1.8 DG HSM | Artはかなり重いレンズ。
落としたときに破損する確立はかなり高くなっている。
嫌な思いを防ぐためにもレンズフィルターを付けておこう!