現在、α7ⅢにメインでつけているレンズがSONYのFE24105G。更にポートレート用に135mm F1.8 DG HSM | Art。大体の撮影はこの2本があればこなせる(ほぼFE24105Gの一択だけど)
しばらくはこの2本体制で撮影していく予定だったんだけど、色々撮影していくうちに広角気味に撮れて明るい単焦点レンズが欲しくなった。
主に近い距離のポートレートと暗い水族館で撮影するため。
そこで僕が購入したのが今回紹介する【FE35mmF1.8】である。
口コミなどを見ていると中々評判の良さそうなレンズなので実際のところはどうなのかレビューをすることにした。
ちなみに他にもいくつかレンズを購入していて、一つの記事にまとめたのでそちらも読んでみてほしい。
FE35mmF1.8の特徴
結論から言うとこのFE35mmF1.8というレンズは神レンズだった。
FE35mmF1.8はSONYから販売されている広角単焦点レンズで特徴は以下の通り
- 使いやすい広角単焦点レンズ
- 開放F値1.8できれいなボケと高い描写力
- 小型・軽量設計
- いろいろなシーンで活躍する高い操作性
フルサイズ一眼カメラの共通の悩みとして上がるのがその重さ、大きさではないだろうか。
「あ~、荷物になるし今日は一眼持ち出すのやめよう」
そう思ってしまう人は少なくないはず。
FE35mmF1.8はそんな悩みをふっとばしてしまうほど、軽く撮影しやすいレンズだった!
FE35mmF1.8のスペック
まずはスペックを見ていただこう。
FE35mmF1.8のスペックは以下の通り
名称 | FE35mmF1.8 | 最短撮影距離 (m) | 0.22 |
---|---|---|---|
型名 | SEL35F18F | 最大撮影倍率 (倍) | 0.24 |
レンズマウント | ソニー Eマウント | フィルター径 (mm) | 55 |
対応撮像画面サイズ | ●35mmフルサイズ | 手ブレ補正 | – (ボディ側対応) |
焦点距離(mm) | 35 | 質量 約 (g) | 280 |
特筆すべきはやはりその軽さだろう。なんと280g。メインで使っているFE24105Gや135mm F1.8 DG HSM | Artは倍以上の重さがあるのでα7Ⅲにつけても取り回しがよく使いやすい。
ミラーレス一眼のα7Ⅲに取り付けると非常にバランスが良い!
しかも軽い、最高じゃないか。
外観
FE35mmF1.8のコンパクトかつスタイリッシュな外観を見てほしい。
まずは外観。
手のひらにすっぽり収まるサイズ感。
見るからに軽そう。
サイドにあるAFロックボタン。
このボタンがあるのとないのでは大きく使い勝手が変わってくる。
つけてくれてありがとう、ソニーさん。
フードをつけた状態。
フードを付けてもそこまで大きくない。
キャップを外した状態。
コンパクトかつスッキリとしたフォルムというのが見てわかるのではないだろうか。
α7Ⅲに装着してみた。
やはりバランスが良い。
もちろんゴツいレンズが付いていてもかっこいいのだが、このコンパクトな状態はとりあえずカメラを持って出かけよう。
そんな気持ちにさせてくれる。
FE24105Gと並べた状態。
その大きさは一目瞭然である。
FE35mmF1.8を使ってみて
お散歩レンズにピッタリ!
軽いから持ち出しやすい
このレンズの最大のメリットはその軽さ、小ささだと思う。
軽さ、小ささによって外に持ち出しやすくなるのは想像しやすいだろう。
このレンズが付いたα7Ⅲを見るだけで
「今日はちょっとお写んぽ行くか」
そんな気持ちにさせてくれる。
また見た目のバランスもすごく良い。
大きなレンズを付けているとどうしてもゴツくなって、カメラマン感が出てしまう。
見ている側は何も思っていなくても、カメラを持っている側は少し気にしてしまうのではないか?
初心者ならなおさらである。
コンパクトでバランスが良いので『いい意味で』一眼カメラ感がない。
何ならおしゃれでさえある。
事実僕もSEL24105Gをつけていると撮影に行くとその大きさからかジロジロ見られたりするが、FE35mmF1.8ならあまり視線を感じない気がする。
そういうことで、やはり軽さ、小ささがもたらす効果は絶大だ。
これだけでこのレンズを買う価値があるんじゃないかとおもってしまう。
広角でポートレートからスナップ、風景まで撮影可
FE35mmF1.8は広角レンズだ。
おそらく比較対象になることが多いのが50mmあたりのレンズだと思う。
もちろん50mmも非常に使いやすい画角だ。
しかしこの50mmよりも少しだけ広角に撮れる35mmという画角は非常に使いやすい。
ポートレートにも、風景にも使えるしスナップにも、もちろん使える。
世の中に50mmの写真が溢れているからこそ、この35mmがより面白く感じるのではないだろうか。
実際、ポートレートで使用してみたが、人はくっきり写り、背景は広く映るのでよりダイナミックな写真が撮れたと思う。
当初思っていたよりもたくさんの使い方ができて非常に満足している。
使いやすい性能と補助機能
SONYの純正レンズにはいくつかランクみたいのものがある。
- 最高級品のの『GM』
- 高級品の『M』
- それ以外『無印』
このFE35mmF1.8は無印と呼ばれるランクである。
しかし、無印といえど侮れない。
最大開放絞りはF1.8でめちゃくちゃ明るい。
当初使用したいと思っていた水族館では、館内が暗く非常に撮影環境が悪いのに活躍してくれた。
また広角レンズだが背景ボケがきれいでポートレートでも被写体をきれいに引き立ててくれる。
まさに万能だ。
更にAFロックボタンもついている。
このAFロックボタンは
- AFロック
としてのみでなく
- カスタムボタン
としても使用することができる。
かんたんに言うとAFロック以外の機能を割り当てることができるということ。
この機能があることで自分が頻繁に使う機能をすぐに引き出せるようになるので撮影時には重宝している。
【欠点】手ブレ補正はない
FE35mmF1.8はこれだけ単焦点レンズとして完成されているので、欠点がないのかというとそうではない。
このレンズには初心者の大きな味方『手ブレ補正』がついていないのだ。
したがって基本的には本体側の性能と撮影の設定でサポートしてやる必要がある。
ただ、FE35mmF1.8を使用するであろうα7シリーズなんかは本体側に手ブレ補正がついているので、そこらへんは特に気にする必要はないと思う。
動画撮影に関しては手持ちで撮影したことがないのでわからない。
基本的に写真撮影で使用するには問題ないと思って良いだろう。
作例
FE35mmF1.8の作例をいくつか載せておく。
購入の際に参考にしてほしい。
※なお、作例はPhotoDirectorにて現像済み
京都水族館の看板。
なんとなく撮影したが思いの外きれいに撮影できた。
オオサンショウウオの水槽にて。
暗くても開放すればかなり明るく撮影できる。
水族館では大活躍だった。
大水槽の前で。
スマホを活用して撮影。
広角に撮れるので適当に撮影してあとから削除という使い方でもいいかも。
単焦点レンズに悩んでいるなら候補に入れるべき
SONYのミラーレスにはたくさんの単焦点レンズが存在する。
その中にあって手を出しやすく、かつよく使用される50mmと差別化できるこのFE35mmF1.8は個人的に買ってよかったと心底思う。
繰り返しにはなってしまうがFE35mmF1.8をまとめると
- 軽く、コンパクトで持ち出しやすい
- F1.8で明るく写真写りも良い
- 操作性が高く、初心者でも扱いやすい
レンズということだ。
正直このレンズが6万円台なのは驚くべきというか、普通にコスパがいいなと思った。
気になる方は一度販売ページに言ってレビューなどを見てみるのも良いかもしれない。