どうも、リョウです!
α7IIIを手に入れて、いざ撮影しようとしたときに「SDカードってどれ買えばいいの?」って迷いませんでしたか。
正直、僕もめちゃくちゃ悩みました。UHS-IだのUHS-IIだの、スピードクラスだの、規格が多すぎて意味がわからない。で、最初に安さだけで選んだSDカードを使ったら、連写中にバッファが詰まって大事なシャッターチャンスを逃したんですよね……。あれは本当に泣きそうだった。
ということで今回は、α7IIIに合ったSDカードの選び方を規格の読み方から具体的なおすすめまで全部まとめます。僕が実際に使っているSDカードも紹介するので、参考にしてもらえると嬉しいです。
SDカードの規格の見方を整理する
まず、SDカードに書いてある数字やマークの意味をざっくり整理しておきます。ここがわかると、自分で選べるようになるので。
SD / SDHC / SDXCの違い(容量の規格)
SDカードの名前は、使える容量の範囲で分かれています。
| 規格 | 容量 | 備考 |
|---|---|---|
| SD | 〜2GB | 現在はほぼ販売なし |
| SDHC | 4GB〜32GB | 一般的だがカメラ用途にはやや小さい |
| SDXC | 64GB〜2TB | α7IIIにはこれがおすすめ |
α7IIIはSDXCに対応しているので、64GB以上のSDXCカードを選んでおけば問題ありません。
UHS-I / UHS-IIの違い(バスインターフェース)
ここがめちゃくちゃ重要。UHS(Ultra High Speed)はデータを転送する速度の上限を決める規格です。
| 規格 | 最大転送速度(理論値) | 端子の見た目 |
|---|---|---|
| UHS-I | 104MB/s | 端子ピン1列 |
| UHS-II | 312MB/s | 端子ピン2列 |
UHS-IIのカードは裏面の端子が2列になっていて、見た目でも判別できます。UHS-IIのカードをUHS-I対応のスロットに入れても使えるけど、速度はUHS-I相当に制限される点だけ注意。
スピードクラスの見方
SDカードには「最低書き込み速度」を保証するクラス表記もあります。数字が多くてややこしいけど、カメラ用途で見るべきは主に2つ。
| 表記 | 最低書き込み速度 | 用途の目安 |
|---|---|---|
| U1(UHSスピードクラス1) | 10MB/s | フルHD動画・静止画 |
| U3(UHSスピードクラス3) | 30MB/s | 4K動画・連写 |
| V30(ビデオスピードクラス30) | 30MB/s | 4K動画 |
| V60(ビデオスピードクラス60) | 60MB/s | 4K動画(高ビットレート) |
| V90(ビデオスピードクラス90) | 90MB/s | 8K動画・プロ向け |
α7IIIで使うなら、最低でもU3(またはV30)は欲しいところです。4K動画を撮るなら必須。
α7IIIのSDカードスロット仕様
ここ、意外と見落としがちなポイント。α7IIIはデュアルスロット(SDカードが2枚入る)仕様なんですが、スロット1とスロット2で対応規格が違います。
| スロット | 対応規格 | 位置 |
|---|---|---|
| スロット1(上段) | UHS-I / UHS-II 両対応 | メイン撮影用 |
| スロット2(下段) | UHS-I のみ対応 | バックアップ・サブ用 |
つまり、UHS-IIの速度を活かせるのはスロット1だけ。スロット2にUHS-IIのカードを入れても、UHS-Iの速度でしか動きません。ここ、ぶっちゃけ僕も最初知らなくて、両方UHS-IIのカードを入れてた時期があります。もったいなかった。
おすすめの運用方法はこんな感じ。
- スロット1:UHS-IIの高速カード → メイン記録用
- スロット2:UHS-Iのカード → 同時記録(バックアップ)用
メニューの「記録メディア設定」で、スロット1に記録しつつスロット2に同時バックアップを取る設定にしておくと、万が一の故障にも対応できます。大事な撮影のときは特にこの設定にしておくのが安心。
静止画撮影に必要な速度と容量の目安
α7IIIの有効画素数は約2420万画素。ここから実際のファイルサイズと必要な容量を計算してみます。
ファイルサイズの目安
| 記録形式 | 1枚あたりのサイズ | 64GBで撮れる枚数 | 128GBで撮れる枚数 |
|---|---|---|---|
| JPEG Fine(L) | 約12MB | 約5,300枚 | 約10,600枚 |
| RAW(非圧縮) | 約50MB | 約1,280枚 | 約2,560枚 |
| RAW(圧縮) | 約25MB | 約2,560枚 | 約5,120枚 |
| RAW + JPEG | 約37MB | 約1,700枚 | 約3,400枚 |
JPEG撮影のみなら64GBで十分すぎるくらいですが、RAW撮影するなら128GBが安心。僕はRAW + JPEGで撮ることが多いので、128GBをメインにしてます。
書き込み速度と連写の関係
α7IIIの連写性能は最高約10コマ/秒。RAW(圧縮)で連写すると、1秒あたり約250MB(25MB × 10枚)のデータが発生します。
- UHS-I(書き込み80MB/s程度):バッファ(約89枚)を使い切ると書き込み待ちが発生。連写が途切れる
- UHS-II(書き込み200MB/s以上):バッファの回復が速く、連写が長く続く
僕が連写でバッファ詰まりを経験したのは、まさにUHS-Iのカードを使っていたとき。子どもの運動会で徒競走を連写していて、途中で書き込みランプが点滅して「ちょっと待ってくれ……」ってなったんですよね。あの数秒が本当に長かった。結局ゴールの瞬間を撮り逃しました。
静止画メインでも連写を使うなら、スロット1にはUHS-IIのカードを入れておくのが正解です。
動画撮影に必要な速度と容量の目安
α7IIIは4K(3840×2160)30pの動画が撮れます。動画の記録形式ごとに必要なスペックを確認しておきます。
ビットレートと必要な書き込み速度
| 記録形式 | ビットレート | 必要な書き込み速度 | 必要なスピードクラス |
|---|---|---|---|
| XAVC S 4K 30p(100Mbps) | 100Mbps(約12.5MB/s) | 12.5MB/s以上 | U3 / V30以上 |
| XAVC S 4K 24p(60Mbps) | 60Mbps(約7.5MB/s) | 7.5MB/s以上 | U1以上 |
| XAVC S HD 120p(100Mbps) | 100Mbps(約12.5MB/s) | 12.5MB/s以上 | U3 / V30以上 |
| XAVC S HD 60p(50Mbps) | 50Mbps(約6.25MB/s) | 6.25MB/s以上 | U1以上 |
数字だけ見ると「U3で十分じゃん」と思うかもしれません。実際、α7IIIの4K動画は最大100Mbps(約12.5MB/s)なので、書き込み速度30MB/s以上のU3カードなら理論上は問題なし。UHS-IIじゃなくてもOKです。
録画時間と容量の目安
| 記録形式 | 64GBでの録画時間 | 128GBでの録画時間 |
|---|---|---|
| XAVC S 4K 30p(100Mbps) | 約68分 | 約136分 |
| XAVC S 4K 24p(60Mbps) | 約113分 | 約227分 |
| XAVC S HD 60p(50Mbps) | 約136分 | 約273分 |
4K 30pで撮ると、64GBで約1時間ちょっと。がっつり動画を撮る人は128GBが安心です。ちなみにα7IIIは1回の連続録画時間が約29分で制限されるので、1ファイルが巨大になりすぎることはないですが、何テイクも撮ると意外とすぐ容量食います。
α7IIIにおすすめのSDカード3選
ここからは、実際に僕が使ったり検討したりしたSDカードの中から、タイプ別に3枚ピックアップします。
【コスパ重視】SanDisk Extreme PRO SDXC UHS-I(128GB)
- 価格:約2,500〜3,500円(128GB)
- バスインターフェース:UHS-I
- 読み出し速度:最大200MB/s
- 書き込み速度:最大90MB/s
- スピードクラス:U3 / V30
「まずは1枚、信頼できるカードが欲しい」ならこれ。UHS-Iの中ではトップクラスの書き込み速度で、4K動画も問題なく撮れます。スロット2に入れるバックアップ用としても最適。
正直、連写をガンガン使わないならこのカードで十分です。動画メインの人にもコスパ的にめちゃくちゃいい選択肢。SanDiskは復旧ソフトも無料で付いてくるのが地味にありがたい。
【バランス型】ProGrade Digital COBALT SDXC UHS-II(128GB)
- 価格:約6,000〜8,000円(128GB)
- バスインターフェース:UHS-II
- 読み出し速度:最大300MB/s
- 書き込み速度:最大250MB/s
- スピードクラス:U3 / V60
UHS-IIの中で価格と性能のバランスが良くて、僕の周りでも使っている人が多い。書き込み250MB/sは連写時のバッファ回復がかなり速いので、スポーツや子どもの撮影にも安心。
ProGrade Digitalはもともとメモリーカード専業メーカーで、品質管理の評判がいいのもポイント。V60対応なので動画も余裕。スロット1に入れるメインカードとしてイチオシ。
【高速・信頼性重視】Sony TOUGH SF-G128T SDXC UHS-II(128GB)
- 価格:約12,000〜15,000円(128GB)
- バスインターフェース:UHS-II
- 読み出し速度:最大300MB/s
- 書き込み速度:最大299MB/s
- スピードクラス:U3 / V90
僕がメインで使っているのがこれ。正直、値段は高い。でも書き込み299MB/s・V90対応という圧倒的な速度と、「TOUGH」の名前通りの耐久性(防水・防塵・耐落下)が他にはない安心感。
Sony純正なのでα7IIIとの相性も間違いない。連写時のバッファ詰まりがほぼなくなったし、PCへのデータ転送も爆速。ぶっちゃけ、α7IIIの動画ビットレート的にはV90はオーバースペックなんだけど、「大事な撮影で絶対にミスりたくない」なら、この安心感は値段以上の価値があると思ってます。
SDカードの取り扱い注意点
SDカードは精密機器です。ちゃんと扱わないと、大事なデータが消えます。僕の経験もふまえて、気をつけるべきポイントをまとめておきます。
- 書き込み中にカードを抜かない:アクセスランプが点滅しているときに抜くとデータ破損の原因に。電源を切ってから抜く癖をつけましょう
- カメラ側でフォーマットする:PCでフォーマットすると不具合が起きることがある。初回はもちろん、定期的にカメラのメニューからフォーマットするのがベスト
- 定期的にバックアップを取る:撮影後はなるべく早くPCやクラウドにコピー。SDカードを長期保存メディアとして使うのは危険
- 高温・多湿を避ける:夏場の車内に放置するのは絶対NG。端子が結露するとデータが読めなくなることも
- 2〜3年を目安に買い替えを検討する:SDカードのフラッシュメモリには書き込み回数の寿命がある。エラーが出始めたら即交換
- ケースに入れて保管する:裸のまま鞄に入れると端子に傷がつく。100均のSDカードケースで十分なので必ず使う
僕が使っているSDカード構成
参考までに、僕の実際の運用を紹介しておきます。
- スロット1:Sony TOUGH SF-G128T(UHS-II / V90 / 128GB)→ メイン記録用
- スロット2:SanDisk Extreme PRO(UHS-I / V30 / 128GB)→ 同時記録(バックアップ)用
- 予備:SanDisk Extreme PRO 64GB × 1枚 → カメラバッグに常備
この構成にしてからバッファ詰まりで困ることはなくなったし、バックアップも自動で取れるので安心感がすごい。スロット2のカードはUHS-Iで十分なので、コストも抑えられてます。
よくある質問
- α7IIIにUHS-IIのSDカードは必要ですか?
- 連写を多用する人や、バッファ詰まりのストレスをなくしたい人には必要です。動画メインでJPEG撮影がほとんどなら、UHS-I(U3以上)でも十分使えます。スロット1にUHS-II、スロット2にUHS-Iという組み合わせがコスパ的にもベスト。
- SDカードの容量は64GBと128GB、どちらがいいですか?
- RAW撮影や4K動画を撮るなら128GBがおすすめ。JPEG撮影のみなら64GBでも十分ですが、最近は128GBの価格もかなり下がっているので、迷ったら128GBを選んでおくのが安心です。
- microSDカード+変換アダプタでも使えますか?
- 物理的には使えますが、おすすめしません。変換アダプタを経由すると接触不良のリスクが上がるし、書き込み速度も低下する場合があります。大事なデータを扱うカメラには、フルサイズのSDカードを使ったほうが安全です。
- SDカードが認識されないときはどうすればいいですか?
- まず端子部分を柔らかい布で拭いてみてください。それでもダメなら、カメラ側でフォーマットを試す。フォーマットすらできない場合はカードの故障の可能性が高いので、新しいカードに交換しましょう。大事なデータが入っている場合は、データ復旧ソフト(SanDiskなら無料のRescuePRO)を試す価値あり。