どうも、リョウです!
カメラにハマってレンズ選びを突き詰めると、いずれ耳にするのが「大三元レンズ」という言葉。広角・標準・望遠のF2.8通しズームレンズ3本セットのことで、プロの定番構成です。
Eマウントで大三元を揃えようとすると純正GMだと合計60万円超。正直、アマチュアが全部揃えるのはハードル高めです。でもSIGMA ArtやTAMRONを組み合わせれば、半額以下で実用上十分な大三元が組めるのも事実。
この記事ではEマウントの大三元レンズを純正・サードパーティ含めて比較して、用途と予算に合った選び方を解説します。
大三元レンズとは?
大三元レンズとは、以下の3本のF2.8通しズームレンズのセットを指す通称です。
| 役割 | 焦点距離 | 特徴 |
|---|---|---|
| 広角ズーム | 16-35mm | 風景・建築・星空に |
| 標準ズーム | 24-70mm | 万能。スナップから仕事まで |
| 望遠ズーム | 70-200mm | ポートレート・スポーツ・野外 |
F2.8通し(ズーム全域でF2.8を維持)なので、暗所に強く、どの焦点距離でも安定した露出で撮影できます。「とにかくこの3本があれば撮れないシーンはない」と言われるのが大三元の強みです。
ただし「大三元=最高」とは限りません。重い・高い・F1.4単焦点のようなボケ量は出ない、という弱点もあります。
Eマウント大三元レンズ 完全比較表
広角ズーム(16-35mm F2.8)
| Sony FE 16-35mm F2.8 GM II | SIGMA 16-28mm F2.8 DG DN | TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD | |
|---|---|---|---|
| 実売価格 | 約30万円 | 約9万円 | 約8万円 |
| 重量 | 547g | 450g | 420g |
| 焦点距離 | 16-35mm | 16-28mm | 17-28mm |
| 静止画画質 | ◎ | ◎ | ◯ |
| 動画AF | ◎ | ◯ | ◯ |
SIGMAとTAMRONは焦点距離が28mmまでですが、広角ズームとして割り切ればコスパは圧倒的です。35mmまで使いたいならGM一択。
標準ズーム(24-70mm F2.8)
| Sony FE 24-70mm F2.8 GM II | SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN Art | TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 | |
|---|---|---|---|
| 実売価格 | 約26万円 | 約11万円 | 約6万円 |
| 重量 | 695g | 830g | 540g |
| 焦点距離 | 24-70mm | 24-70mm | 28-75mm |
| 静止画画質 | ◎ | ◎(GM同等の評価も) | ◎ |
| 動画AF・ブリージング補正 | ◎ | △ | △ |
静止画メインならSIGMA Art で十分すぎる画質。コスパ最強はTAMRON(実売6万円台で大三元スペック)。動画にこだわるならGM II。
望遠ズーム(70-200mm F2.8)
| Sony FE 70-200mm F2.8 GM OSS II | SIGMA 70-200mm F2.8 DG DN OS Sport | TAMRON 70-180mm F/2.8 Di III VXD | |
|---|---|---|---|
| 実売価格 | 約30万円 | 約17万円 | 約12万円 |
| 重量 | 1045g | 1345g | 810g |
| 焦点距離 | 70-200mm | 70-200mm | 70-180mm |
| 静止画画質 | ◎ | ◎ | ◎ |
| 動画AF | ◎ | ◯ | ◯ |
TAMRONは180mm止まりですが810gと軽くて安いのが魅力。GM IIは最高画質+軽量化(1045g)ですが30万円の出費。SIGMAは画質最強ですが1345gと最重量。
予算別おすすめ大三元構成
コスパ最強:TAMRON大三元(約26万円)
- 広角:TAMRON 17-28mm F2.8(約8万円)
- 標準:TAMRON 28-75mm F2.8 G2(約6万円)
- 望遠:TAMRON 70-180mm F2.8(約12万円)
- 合計:約26万円 / 約1770g
純正GMの1/3以下。静止画メインなら画質は実用上問題なし。「大三元を一度試してみたい」という人にはこの構成がベスト。
バランス型:SIGMA×TAMRON混成(約36万円)
- 広角:SIGMA 16-28mm F2.8(約9万円)
- 標準:SIGMA 24-70mm F2.8 Art(約11万円)
- 望遠:SIGMA 70-200mm F2.8 Sport(約17万円)
- 合計:約37万円 / 約2625g
SIGMA統一で描写力重視。重量はあるが解像力はGMに匹敵。
最高峰:Sony GM II 大三元(約86万円)
- 広角:FE 16-35mm F2.8 GM II(約30万円)
- 標準:FE 24-70mm F2.8 GM II(約26万円)
- 望遠:FE 70-200mm F2.8 GM OSS II(約30万円)
- 合計:約86万円 / 約2287g
仕事で使う・動画もしっかり撮る・最高品質を求める人向け。3本揃えると純正ならではのAF統一感・動画適性・リセールバリューの高さが効いてきます。
大三元は本当に必要?小三元じゃダメ?
大三元(F2.8通し)に対して、「小三元」と呼ばれるF4通しのズームレンズもあります。
| 大三元(F2.8) | 小三元(F4) | |
|---|---|---|
| 暗所性能 | ◎(1段明るい) | ◯ |
| ボケ量 | 大きい | 小さめ |
| 重量 | 重い | 軽い |
| 価格 | 高い | 安い |
| 向いている人 | 仕事・暗所・ポートレート | 旅行・日常・軽量重視 |
正直なところ、日中メインの風景・旅行撮影ならF4で十分ですし、ボケが欲しいなら単焦点レンズで補うという選択肢もあります。僕自身、メインレンズはF4通しのFE 24-105mm F4 G OSSで、ボケが欲しいときだけ SIGMA 135mm F1.8 Art に切り替えています。この組み合わせで大三元を揃えていない状態ですが、困ったことはほとんどありません。
「大三元を揃えなきゃ」は思い込みの場合も多いです。自分の撮影スタイルに本当にF2.8が必要かどうか、一度冷静に考えてみてください。
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まとめ
- 大三元は広角・標準・望遠のF2.8通しズーム3本セット
- 純正GM IIは3本で約86万円。TAMRON構成なら約26万円で大三元が組める
- 静止画メインならSIGMA ArtやTAMRONのコスパが圧倒的
- 動画重視・仕事使いならGM IIの価値が出る
- 日中メイン・旅行メインなら小三元(F4)+単焦点で十分な場合も多い