写真ファイル(jpg,jpeg,png)が破損する理由と修復する方法

デジタル写真の普及により、私たちの大切な思い出は写真ファイルとして保存されることが多くなりました。

しかし、写真ファイルが突然開かなくなる、破損することもあります。

この記事では、写真ファイルが破損する主な原因とその症状、対応法について解説します。

目次

写真ファイル破損の原因とチェック方法

写真ファイルの破損は思わぬタイミングで発生します。

まずはおもなファイルの破損原因とチェック方法について解説します。

写真ファイルが破損する主な原因とその症状

写真ファイルの破損は、様々な原因によって起こり得ます。以下はその主な原因です。

  1. ストレージデバイスの物理的損傷:ハードドライブやSDカードなどの物理的なダメージは、ファイルの破損を引き起こす可能性があります。
  2. 不適切な取り扱い:デバイスの抜き差しや電源の切り方が適切でない場合、ファイルの破損が起こることがあります。
  3. ウイルスやマルウェアの感染:ウイルスやマルウェアに感染すると、写真ファイルが破損することがあります。
  4. ソフトウェアの不具合:写真編集ソフトウェアの不具合や互換性の問題も、ファイル破損の原因になり得ます。

これらの原因により、写真が開かなくなる、色がおかしくなる、一部が欠けるなどの症状が現れることがあります。

破損した写真ファイルをチェックしてみよう

破損した写真ファイルを発見したら、まずは以下のチェックリストを参考にしてください。

  • ファイルサイズを確認:通常のサイズと比較して異常に小さくなっていないか確認します。
  • 異なるデバイスやソフトウェアで開く:同じファイルを異なるデバイスやソフトウェアで開いてみます。

これらの初期チェックにより、破損の程度を把握し、次の対処法へと進むことができます。

写真ファイル破損の対処法

写真ファイルが破損していることが確認されたら、以下の対処法を試してみましょう。

  • 定期的なバックアップの重要性
  • プロのデータ復旧サービスを利用
  • ファイル修復ソフトウェアの使用

それぞれ解説します。

バックアップデータを確認する

まずは破損してしまった写真データのバックアップが残っていないか確認しましょう。

例えば、下記のような場所に写真データが残っている可能性があります。

  • クラウドストレージ
  • SSD/HDD
  • SNS

クラウドストレージ

Google photoやi cloudなどのクラウドストレージは自動バックアップ機能がついているものもあります。

そのため、ファイルが破損していたとしてもクラウド上にバックアップされていればファイルを再度ダウンロードすることができます。

ただし、あらかじめ設定が必要な場合などがあるため、そもそもクラウドストレージにバックアップをする習慣がない方はファイル修復ソフトを使用したほうが早いでしょう。

SSD/HDD

バックアップを日ごろからとることを常に心がけている人は、SSDやHDDにバックアップを取っているでしょう。

僕も撮影データはRAWデータ、現像したjpgデータともにHDDとSSDにバックアップしています。

そのため、過去に撮影した写真や画像データをHDDやSSDにバックアップしている場合は、探してみると画像が見つかることもあります。

ただしこのバックアップ方法は、SSDやHDDでバックアップを取っている人に限られます。また、SSD/HDD自体が破損して画像データが見られなくなる可能性も大いにあります。

そういった場合はデータ復旧サービスやファイル修復ソフトを使用するのが良いでしょう。

SNS

SNSからデータを復旧できる可能性もあります。

破損したデータを過去にSNSに投稿していた場合は、そこからデータを復旧できる可能性もあります。

過去にSNSに投稿していた記憶があるなら一度探してみるのも良いかもしれません。

ただし、過去に投稿している場面は非常に限定的で枚数も多くないケースが多いので、データがあるケースも少ないでしょう。

その場合は、お金を払ってデータを復旧したほうが良いでしょう。

データ復旧サービスを利用する

画像や写真のデータが壊れた場合にはデータ復旧サービスを利用するのもよいでしょう。

バッファローやIOデータなどの大手メーカーはデータ復旧サービスも展開しています。

パソコンやスマートフォンをはじめ、SDカードやSSD/HDDなどをプロが対応してくれるので非常に安心です。

データ復旧については安心できる一方、料金が高いことや復旧まで時間がかかるという点は理解しておくべきです。

一例としてバッファローのデータ復旧サービスの料金は以下の通りです。

製品金額(論理障害)
外付けハードディスク33,000円~
スマートフォン55,000円~
PC33,000円

また、データ復旧サービスは実際にスマートフォンやPC、SDカード、SSD/HDDを郵送してデータ修復/復旧を行ってもらうため時間がかかります。

すぐにデータ復旧を行いたい方や低価格で修復したい方には向かないでしょう。

もし今すぐにデータを復旧したい場合は、ファイル修復ソフトを使用するのがスピード・金額ともおすすめです。

ファイル修復ソフトを使用する

データが破損した場合や復旧が必要な場合はファイル修復ソフトを使用するのが良いでしょう。

先に紹介したデータ復旧サービスは時間や費用が掛かるので、急ぎの人や金額を押さえたい方には不向きです。

ファイル修復ソフトであれば、PCに修復ソフトをダウンロードして修復作業を行えば元通りにデータを復旧することが可能です。

例えば、EaseUS Fixoというファイル修復ソフトは、1か月6,369円で使用が可能です。

データ復旧サービスに依頼を行うと、30,000円~という金額帯なので非常に低コストでファイルの修復を行うことができます。

また、ファイル破損を起こした端末やSDカード・SSD/HDDなどを送る必要がないのですぐにデータ修復が完了します。

金額とスピード、どちらも求めている方には非常に助かるソフトになりますが、パソコン本体が故障している場合は復旧が難しいので気を付けましょう。

画像ファイルの修復のほかにExcelファイルなどの修復することも可能です。

今すぐに画像データの修復をしたい方はイーザスソフトウェアの公式HPからダウンロードしてみましょう。

写真ファイル(jpg,jpeg,png)が破損する理由と修復する方法のまとめ

今回は写真ファイルが破損する理由と復旧方法について解説しました。

カメラやスマートフォンで撮影した写真はいつまでも残しておきたいものですが、思わぬタイミングでデータの破損は起こってしまいます。

そんなときは慌てず、バックアップなどを確認してみましょう。

見つからない場合は一度、ファイル修復ソフトを使用するのがおすすめです。

もしそれでも修復ができなければ、データ復旧サービスなどでお金をかけてデータ修復を依頼するのが良いでしょう。

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