被写界深度って?簡単に解説してみました!

カメラの用語って小難しい単語多くないですか?
ケラレとか周辺減光と色収差とか…
その中でもとりわけ僕がとっつきにくかったのが『被写界深度』です!
いやいやわかりにく過ぎません?(笑)
意味わからなさ過ぎて被写界深度という言葉から逃げ続けていたのですが最近撮影本や構図本を読みあさっていたらいつの間にか理解できたので今回はその被写界深度について解説していきたいと思います!

目次

被写界深度って?簡単に解説!

被写界深度ってなに?

被写界深度って本当に意味わからないですよね。
一言で簡単に解説すると

ピントが合っているように見える範囲のこと

です。
言葉だけではわかりにくいと思うので写真で説明します。

被写界深度が浅い写真

まずはこちらの写真。
この写真は手前の花びらにはピントが合っていますが奥の花びらにはピントが合っていません。
このような写真を被写界深度が浅い写真といいます。

被写界深度が深い写真

次にこちらの写真。
この写真は八坂の塔を撮影したものですが手前の街頭から八坂の塔までピントが合っています。
このように写真全体にピントが合っている写真を被写界深度が深い写真といいます。

被写界深度浅い被写界深度深い
ピント一部だけ合う全体的に合う

と覚えておけば良いです。

ちなみに上に河津桜の記事と八坂の塔を撮影した記事もあわせてどうぞ!

被写界深度をコントロールする

被写界深度が何かはわかったけどどうやったら被写界深度を変えれるか気になりますよね。
被写界深度を変えている要素は3つあります。

  • F値
  • 焦点距離
  • 被写体までの距離

です。

F値は小さくなるほど被写界深度は浅くなります
焦点距離は長くなるほど被写界深度は浅くなります
被写体までの距離は短くなるほど被写界深度は浅くなります
表にまとめてみると

被写界深度 浅い被写界深度 深い
F値小さい大きい
焦点距離長い短い
被写体までの距離近い遠い

という関係になります。
例えばスナップ写真などの時に使われるパンフォーカスは大きめのF値に短い焦点距離のレンズで被写界深度を深くした設定で撮られていることが多いです。

被写界深度の使い分け

被写界深度は使い分けることで写真の写り方や雰囲気がガラッと変わります。
被写界深度が浅い写真はよくボケて被写体を強調しやすいのでスナップ写真やポートレート、花、小物の撮影などに使われることが多いです。
反対に被写界深度が深い写真は写真全体をはっきり撮影したい場合が多い風景写真やテーブルフォトなどに使われることが多いです。

例を僕の撮影写真した写真で解説します。

F6.3 105mm

これは被写界深度が浅い写真。
手前の花を強調させたかったので被写界深度を浅め(F値低め、焦点距離長め)で撮影しました。
目論見通り背景はボケてますよね!

F13 24mm

次は
つぎも同じく菜の花畑の写真ですがさっきとは違い手前の菜の花から奥の山や雲にもピントが合っていてはっきりした印象です。
花畑いっぱいに咲いている菜の花の様子がよくわかります。
この写真はF値を絞り、焦点距離も短いものを使っているので被写界深度が深いと言えます。

まとめ

今回は被写界深度について解説してみました。
被写界深度って聞くと小難しく聞こえますが簡単に言うとピントが合っている範囲のことなので覚えておいて損はないはずです。
被写界深度を理解して自分の思い通りの写真を撮ってみましょう!

こちらの記事でボケについても解説しているのでそちらも参考にしてください!

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